【ピーマンの栽培カレンダー(作型の目安)】
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【ピーマン(パプリカ)について】
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ピーマンは、ナス科トウガラシ属の一種です。 |
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基本的に辛いものを「トウガラシ」、辛くないものを「アマトウガラシ」として区別しています。緑色のピーマンには苦味がありますが、ピーマンとパプリカとも「アマトウガラシ」です。 |
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スーパーなどで良く目にするピーマンは、未成熟な状態で収穫されるために緑色をしていて味は苦味がありますが、熟していくうちに赤色や黄色へ色が変わっていきます。味も熟していくに連れて甘くなり、果肉が厚くなっていきます。 |
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ピーマンとパプリカの一番の違いは、「果肉の厚さ」と「形と大きさ」です。一般的に果肉が薄くて細長いものがピーマン、果肉が厚くて全体的に大きなものがパプリカです。栄養面でも違いがあり、パプリカは、カロテンやビタミン類のどちらもピーマンの数倍の量が含まれています。 |
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品種は、収量が期待できる「ニューエース」や、着果性に優れている「京鈴」などがあります。また、「京〇〇」という品種が多くあります。 |
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ピーマン(未成熟な状態)
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ピーマン(熟した状態)
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パプリカ
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ピーマンは、連作障害が出やすい作物ですので、輪作をして障害を回避します。 |
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ピーマンは夏の暑さに強く、秋まで収穫できて栽培しやすい野菜ですが、低温に弱いので、地温が十分に上がってから定植します。 |
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畝立ては定植予定の2~3日前に行い、地温を上げるために黒色のポリマルチがお勧めです。 |
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ピーマンの根は浅く張りますが、加湿・多乾燥を防ぐ為に耕土は深めにします。 |
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土壌の水分量が少ないと着花数が減少し、落花や尻腐れ果が発生しますので、土壌管理に努めます。 |
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播種から収穫までの日数は、約70日~80日です。(品種や作型よって異なります) |