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作物は、もともと、種の時点で、収穫時の最大収穫量が遺伝的に決まっています。 |
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ところが、発芽時や、苗の時期、開花期、結実期、収穫直前などに、病気や害虫(生物的ストレス)、高温や低温、物理的な被害(非生物的ストレス)により、本来、収穫できるはずだった収量が、非生物的ストレスと生物ストレス(上図の赤と白の)によって減少していくことを示したものが上図です。
この減少量のことを、収量ギャップと表現します。このうち、非生物的なストレスによる収量減少を軽減することがバイオスティミュラントの役割です。
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バイオスティミュラントの世界市場
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バイオスティミュラントの世界市場日本ではまだ聞き慣れない「バイオスティミュラント」であるが、世界規模で近年BSの使用量は増加しており、2014年には世界で1,400億円市場に達していると言われています。
この市場は急激に成長しており、2021年には2,900億円の市場に拡大する見込みです。また、バイオスティミュラント製品の研究開発もさかんで、バイオスティミュラントの専門企業、農薬・肥料の多国籍企業による新製品開発と企業買収が精力的に行なわれています。 |
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バイオスティミュラントが必要になってきた背景
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なぜ今世界中でバイオスティミュラントが求められているのか。
それには世界の人口・食糧問題が大きく関わってきます。地球の人口は2050年には今より20億人以上多い95億人になると予測されています。ところが15億ヘクタールと言われている地球の耕作面積には限りがあり、何も手を打たなければ1人当たりに割り当てられる食糧は間違いなく減少します。
さらに地球規模の砂漠化はこの問題に追い討ちをかけます。もうひとつの問題として、地球温暖化に起因する各地の気候変動が挙げられます。平均気温の上昇は作物の適作地の移動を余儀なくし、記録的な高温や日照不足は作物の収量低下を招き、ますます食糧の確保を脅かすでしょう。
そこで従来よりも効率的な収穫を約束してくれる技術が求められるわけですが、バイオスティミュラントは様々な環境由来のストレスに対する抵抗力を付与し、植物が本来持っている収量・品質ポテンシャルを引き出してくれる新しい資材として注目を集めるようになりました。
日本においてはむしろ人口は減少傾向にありますが、農家の高齢化、担い手の不足により、少ない労力でより大きな収益を狙いたいという要求は、基本的に世界が目指しているところと変わりません。
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国内におけるバイオスティミュラントの法的位置づけ
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バイオスティミュラントに期待される効果は、あくまで非生物的ストレスの緩和です。したがって、病害虫雑草の防除を管轄する農薬や、植物に栄養を供給し土壌に化学的変化をもたらす肥料、さらには土壌に物理的改変を与える土壌改良材のいずれの法的範疇にも収まりません。そのため現状では既存のいずれの法律にも該当しない製品カテゴリーになります。
農薬成分の混入や農薬と誤認されるような曖昧な表現はあってはならないので、バイオスティミュラントを扱う企業は正しい理解のもとに生産者に不利益を与えないよう十分な注意が必要になります。ただし、いわゆる機能性肥料と呼ばれる、肥料成分とバイオスティミュラント資材(成分)の混合製品は、肥料取締法に基づき適正に販売を行なっています。
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(「日本バイオスティミュラント協議会」サイトから引用)
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【製品紹介】 |
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植物抽出液が主成分の葉面散布用肥料です。『ハーモザイム』に含まれる植物由来の成分が作物に活力を与え、健全な開花・
結実、果実の肥大を促進し、収量増に貢献します。また連続的に施用することで、成り疲れ時期の収量を確保することがわかっています。受粉昆虫、天敵製剤、微生物製剤にも優しい安全・安心の葉面散布用肥料ですので、これらと組み合わせることで、総合的作物管理(ICM)が可能となります。
ハーモザイムの製品ページはこちら>>> |
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