オーソサイド水和剤80
化学殺菌剤
オーソサイド水和剤80 オーソサイド水和剤80
(キャプタン水和剤)
有効成分:
キャプタン 80.0%
作用機構分類:
殺菌剤分類
M4
性状:
類白色水和性粉末 45µm以下
有効年限:
4年
 包装: 250g×60袋、500g×20袋
1kg×10袋、1.25kg×12袋


 
オーソサイド水和剤80

おかげさまで

オーソサイドは 

発売60周年を迎えました

 
 

皆様の日頃のご愛顧に厚く御礼申し上げます。

 
オーソサイドは、1956年の初登録以来、日本の農業とともに歩み続け、おかげさまで60周年を迎えることができました。

海外においても、オーソサイドおよび有効成分キャプタンを含有する商品は、その汎用性と安定した効果をベースに、長年にわたって広く使用されており、世界の植物防疫に重要な役割を果たしている殺菌剤です。

有効成分のキャプタンは、 病原菌の複数の作用点を阻害するため、薬剤耐性発達リスクが低いことも大きな特長であり、近年では、他の有効成分に耐性を獲得した病害への対策剤としてもお役に立てる場面が増えています。

今後とも、「幅広い適用作物」と「広範囲の病害への安定した効果」を維持しつつ、新しい分野への開発にも継続的に取り組み、植物防疫への更なる貢献を目指し展開を進めて参ります。
 
信頼と実績の総合殺菌剤  オーソサイド水和剤80は、
これからも皆様の大切な作物を守っていきます。

[特 長]

世界で広く長く使用されている総合殺菌剤です。
日本では発売以来60年間にわたり、汎用性の高い基幹剤として使用され続けています。
小麦、果樹、野菜、花き類を始めとした多くの作物の広範囲の病害に安定した予防効果を示します。
生育期散布のほか、種子消毒、幼苗期の土壌灌注などにより、腐敗病や苗立枯病などの土壌病害にも優れた効果を発揮します。
有効成分のキャプタンは、病原菌の多作用点を阻害するため薬剤耐性が発達するリスクが低く、耐性菌対策としても有効です。

りんごの生産者さんに向けた紹介動画です。「収穫前日まで」使えるようになりました。(動画には音声が入っています)


[適用病害と使用方法]  
2024年5月29日の適用拡大内容
作物名「たまねぎ」の適用病害虫名に「軟腐病」を追加しました。
作物名 適用
病害虫名
希釈
倍数
(倍)
使用
液量
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
キャプタン
を含む
農薬の
総使用回数
小麦
赤かび病
葉枯症
ふ枯病
600〜1000 60〜
150L
/10a
収穫
14日前
まで
4回
以内
散布 4回以内
黒変病
黒点病
1000~1500
りんご 黒星病 600〜1000 200〜
700L
/10a
収穫
前日
まで
6回
以内
6回以内
黒点病 800~1200
斑点落葉病
輪紋病
褐斑病
すす点病
すす斑病
600~
800
炭疽病 800
なし 赤星病
黒星病
輪紋病
600~1000 収穫
3日前
まで
9回
以内
9回以内
疫病 1000
炭疽病 800
ぶどう 晩腐病
褐斑病
灰色かび病
べと病
枝膨病
黒とう病
収穫
30日前
まで
3回
以内
3回以内
おうとう 褐色
せん孔病
灰星病
炭疽病
収穫
3日前
まで
5回
以内
5回以内
マルメロ 黒点病 1000 収穫
14日前
まで
6回
以内
6回以内
小粒核果類 黒星病 800~1000 収穫
21日前
まで
3回
以内
3回以内
すす斑病 800
ブルーベリー 斑点病 500~1000 2回
以内
5回以内
(生育期は2回以内、収穫終了後~落葉期までは3回以内)
すす点病
灰色かび病
500
もも 縮葉病 600 発芽前 4回
以内
4回
以内
パイナップル 根腐萎凋病 500 300〜
400L
/10a
収穫
21日前
まで
3回
以内
3回以内
パパイヤ 炭疽病
黒腐病
600 200〜
700L
/10a
収穫
14日前
まで
マンゴー 炭疽病 収穫
7日前
まで
かき 落葉病
炭疽病
すす点病
1000 5回
以内
5回以内
くるみ 炭疽病
褐斑病
800 4回
以内
4回以内
はくさい 黒斑病
白斑病
苗立枯病
600~1200 100〜
300L
/10a
5回
以内
6回以内
(種子粉衣
は1回
以内、
は種後は
5回以内)
べと病
炭疽病
600
トマト 疫病 800~1200 収穫
前日
まで
5回以内
(種子粉衣は1回以内)
葉かび病
灰色かび病
800
きゅうり 炭疽病
褐斑病
つる枯病
600~
800
べと病 600
すいか
メロン
べと病
つる枯病
収穫
14日前
まで
炭疽病 400~
800
しろうり
かぼちゃ
べと病 600
炭疽病 400~
800
ごぼう 黒斑病 800 6回以内
(種子粉衣
は1回
以内、
は種後は
5回以内)
たまねぎ 灰色かび病
白色疫病
苗立枯病
軟腐病
600 収穫
前日
まで
葉たまねぎ 灰色かび病
白色疫病
苗立枯病
収穫
7日前
まで
しょうが 白星病 収穫
3日前
まで
2回
以内
5回以内
(塊茎粉衣は1回以内、灌注は2回以内、散布は2回以内)
いちご 灰色かび病
炭疽病
芽枯病
800 収穫
開始
14日前
まで
5
以内
5回以内
いんげんまめ 炭疽病 600~
1200
収穫
30日前
まで
2回
以内
3回以内
(種子粉衣
は1回
以内、
は種後は
2回以内)
花き類・
観葉植物
(ばら、りんどう、せんにちこう、コスモス、ひまわり、 シネラリア、スイトピー、みやこわすれ、アンスリウム、 斑入りアマドコロを除く)
茎腐病
立枯病
苗立枯病
600 8回
以内
8回以内
ばら 黒星病 800
茎腐病
立枯病
苗立枯病
600
りんどう 葉枯病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
せんにちこう 斑葉病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
コスモス そうか病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
ひまわり べと病
黒斑病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
シネラリア 褐斑病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
スイトピー 腰折病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
みやこわすれ
アンスリウム
根腐病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
斑入り
アマドコロ
斑点病
茎腐病
立枯病
苗立枯病
せんりょう 炭疽病 200〜
700L
/10a
ゆきやなぎ 苗立枯病 1000
葉腐病
(ブラウン
パッチ)
300~
500
0.5〜2L
/
発病
初期
500~
800
1〜2L
/
赤焼病 300~
800
西洋芝
(ベントグラス)
炭疽病 300~
500
0.5L
/

[適用雑草と使用方法]
作物名 適用
雑草名
使用
時期
使用量 本剤の
使用
回数
使用
方法
キャプタン
を含む
農薬の
総使用回数
薬量 希釈水量
西洋芝
(ベントグラス)
藻類
コケ類
芝生育期
(雑草
発生初期)
1~2g
/
0.5L
/
8回
以内

散布

8回以内

[土壌病害と使用方法]
作物名 適用
病害
虫名
希釈
倍数
又は
使用量
使用
液量
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
キャプタン
を含む
農薬の
総使用回数
せり科
葉菜類
(せりを除く)
苗立
枯病
800倍 2L/ は種後
から
2~3
葉期
まで
2回
以内
灌注 3回以内
(種子粉衣は
1回以内、
は種後は
2回以内)
トマト
きゅうり
な す
メロン
すいか
しろうり
かぼちゃ
種子
重量の
0.2〜
0.4%
- は種前 1回 種子粉衣 5回以内
(種子粉衣
は1回以内)
800倍 2L/ は種後
から
2~3
葉期
まで
5回
以内
灌注
ピーマン 種子
重量の
0.2〜
0.4%
- は種前 1回 種子粉衣

2回以内
(種子粉衣
は1回以内)



800倍 2L/ は種後
から
2~3
葉期
まで
2回
以内
灌注
とうがらし類 3回以内
(種子粉衣は
1回以内、
は種後は
2回以内)
オクラ
しょうが 根茎
腐敗病
400倍

3L/

収穫
30日前
まで
2回
以内
灌注 5回以内
(塊茎粉衣は1回以内、灌注は2回以内、散布は2回以内)
塊茎
重量の
2%
- 植付前 1回 塊茎粉衣
チューリップ
かび病
800〜
1000倍
球根
掘取時
及び
植付時
8回
以内
球根浸漬 8回以内
アイリス 400倍 植付前 30分間
球根浸漬
ゆり 腐敗病 植付前
または
貯蔵前
1回

作物名 適用
病害虫名
使用量 使用
液量
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
キャプタン
を含む
農薬の
総使用回数
野菜類(いも類を除く)
飼料作物
未成熟
とうもろこし
ピシウム・
リゾクトニア菌
による病害
(苗立枯病等)
種子
重量の
0.2~0.4%
- は種前 1回 種子
処理機
による
種子
粉衣
1回
花き類・
観葉植物
8回以内
 
※希釈倍数の詳しい説明はこちら
 
[使用上の注意事項]
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
石灰硫黄合剤、ボルドー液等のアルカリ性薬剤及びマシン油剤との混用はさけること。
りんごの斑点落葉病に対して、後期の多発時では効果が劣ることがあるので、初期の防除を主体とすること。黒点病、黒星病などとの同時防除に使用するのが有効である。
パイナップルの根腐萎凋病防除に使用する場合は、植付後1ヶ月以内及びその後発生をみたら直ちに、散布液が株元の土壌にも浸透するように散布すること。
おうとうに使用する場合、5月下旬以降の散布には、固着性の強い展着剤を加用しないこと。
ももの縮葉病防除に使用する場合は、発芽後の若葉には薬害のおそれがあるので、必ず発芽前に散布すること。
うめに対する高温時の散布は、薬害を生じるおそれがあるので、5月下旬以降の防除は高温時をさけて散布すること。
チューリップに使用する場合は、球根の土をよく落とし、15分間位浸漬すること。
いちごに対する高温時の散布は、薬害を生じるおそれがあるので、夏期の防除は高温時をさけて、朝夕などの涼しい時に散布すること。
ぶどうに使用する場合、幼果期〜袋掛けまでの散布は、果粉の溶脱や果実の汚染を生じることがあるので十分注意すること。
マンゴーに使用する場合、着色期以降の散布では果実に汚れを生じるおそれがあるので十分注意すること。
ブルーベリーに使用する場合、果実肥大期以降の散布では果実に汚れを生じるおそれがあるので十分注意すること。
コケ類に対して使用する場合は、散布時期を逸しないよう発生初期に本剤を散布し、十分な効果が得られない場合には、14日前後の間隔で反復処理を行うこと。
カラー及び花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないこと。また、使用後14日間は入水しないこと。
本剤を使用したつまみ菜、間引き菜等の幼植物は食用に供さないこと。
本剤で塊茎粉衣処理した種しょうがは食料や動物飼料として用いないこと。
また、収穫時には新しょうがと塊茎粉衣処理した種しょうがを分別し、塊茎粉衣処理した種しょうがは確実に廃棄すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けること が望ましい。


[安全使用上の注意事項]
誤飲、誤食などのないよう注意すること。
本剤は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
薬液調製時及び使用の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物との接触をさけること。
夏期高温時の使用をさけること。
公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、 河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池周辺での使用はさけること。使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。
 

農薬登録(登録番号):
北興化学工業(10529)、 サンケイ化学(11508)、
アリスタ ライフサイエンス(21292)
販売: 北興化学工業、サンケイ化学、アリスタ ライフサイエンス
キャプタン原体供給:
アリスタ ライフサイエンス