ククメリス
タイリク
天敵殺虫剤
ククメリスEX
ククメリスEX ククメリスカブリダニ
ククメリスカブリダニ
(ククメリスカブリダニ剤)
有効成分:
ククメリスカブリダニ 500頭 /10ml
性状:
淡褐色粒
包装: 1Lポリ瓶
  「有機JAS」適合証明書はこちら
  「いちご」で使用できるアリスタ製品の紹介



[特 長]

天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
ミカンキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマなどのアザミウマ類、ホウレンソウケナガコナダニの発生初期に使用することで、長期間、経済的に密度を抑制します。
天敵生物なので、感受性低下の心配はありません。むしろ薬剤抵抗性のある害虫も高い捕食力で防除します。
放飼が簡単で、労力の軽減がはかれます。
JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物でも使用可能です。
   
ククメリスカブリダニについて
大きさ
成虫の体長・・・雌=約0.3mm、体色は薄めベッコウ色
卵は約0.14mmの楕円形
活動可能温度
12~35度
酷暑、厳寒期はさけてください。
適温・適湿
20~30度・65%以上
乾燥はさけてください。
捕食数/日
アザミウマ1齢幼虫を約6頭を捕食
捕食範囲
アザミウマ類、ホコリダニ類、ハダニ類の卵
産卵数/日
産卵数:約2卵(25度)

 

[従来の「ククメリス」製品との違い]
「ククメリスEX」には、従来品と比較して以下の特長があります。
餌をケナガコナダニからサトウダニに変更したことで作物に対する食害リスクがなくなりました。
餌がサトウダニになったので、ほうれんそうにも安心してお使いいただけます。
サトウダニはケナガコナダニよりもアレルギーの発症リスクが低く、他製剤(スワルスキー等)でもアレルギー発症の報告はありません。


[適用害虫と使用方法]
2024年12月11日の適用拡大内容
作物名「いちご(施設栽培)」の「ホコリダニ類」を追加しました。
作物名 適用
病害虫名
使用量 使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
ククメリスカブリダニを含む農薬の総使用回数
野菜類
(施設栽培)
アザミウマ類 50〜100頭/株 発生
初期
放飼
いちご
(施設栽培)
ホコリダニ類 200頭/m2
ほうれんそう
(施設栽培)
ケナガコナダニ 100〜200頭/m2
シクラメン
(施設栽培)
アザミウマ類 50〜100頭/株
※使用期限:3日(10~15度で保存した場合)


[放飼方法]

容器内でククメリスカブリダニが偏在しています。放飼する前にボトル内の天敵が均一になるように、ボトルを横にして20~30回ゆっくり回転させてください。1株当たりの放飼量は50~100頭、株元または葉上に放飼します。葉上に乗り難い作物は、ティッシュなどの紙片上に一振りし、紙片を緩く“おひねり”状にした後、葉上に乗せるようにします。
ほうれんそうで使用する場合は、作物の周囲にワラ束を1〜2m間隔に置き、ワラ束の上にククメリスを振りかけます。
アザミウマ類を防除する場合、粘着トラップ  ホリバー(ブルー)を併用して、なるべくアザミウマ類の密度を下げてください。
アザミウマの発生前から導入し、定着すると「待ち伏せ」させておくことができ、高い効果を実感できます。


[使用上の注意事項]

本剤はアザミウマ類及びケナガコナダニを捕食する天敵ククメリスカブリダニを含有する製剤である。
容器内でのククメリスカブリダニの生存日数は短い場合もあるので、入手後速やかに使用し、使いきること。
容器内でククメリスカブリダニが偏在していることがあるので、使用の直前に容器を横にしてゆっくり回転させ、均一に混在させたのち放飼すること。
アザミウマ類及びケナガコナダニの密度が高まってからの放飼は、十分な効果が得られないことがあるので、発生初期に最初の放飼をすること。
有効な天敵密度を保つため、アザミウマ類及びケナガコナダニの発生初期より1~2 週間間隔で株元もしくは葉上に放飼すること。
ククメリスカブリダニの活動に影響を及ぼすおそれがあるので、本剤の使用期間中に他剤(天敵農薬を含む)を処理する場合には十分に注意すること。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[保管] 本剤は天敵生物であり、生存日数が短いので入手後直ちに使用すること。やむを得ず保存する場合は、10~15度の冷暗所で保存し、必ず使用期限内に使いきること。


[安全使用上の注意事項]

アレルギー体質の人は取扱いに十分注意すること。
   
 
農林水産省登録 第24695号