アリスタIPM通信 産地における新たな取り組み(なす、トリコデソイル)
 
 
産地における新たな取り組み(ナス、トリコデソイル)
 
高知県/JA土佐れいほく 園芸部 米ナス部会


高知県内でIPMを実践されているJA土佐れいほく 園芸部米ナス部会 全戸における、『トリコデソイル』利用に関する新たな取り組みを紹介します。


環境保全型農業推進の活動や、園芸部 ISO部会でのISO14001取得など、特色ある産地づくりの実績が認められ、平成17年度 日本農業大賞 集団組織の部 大賞を受賞したJA土佐れいほく管内では、『れいほく八菜』ブランドとしてシシトウ、カラーピーマン、米ナスなど特色のある野菜を栽培しています。現在 同農協 園芸部では「れいほく版ISO」の自主運営を行っています。

すでに園芸部米ナス部会では、雨除けによる夏秋栽培で、スワルスキーや土着天敵などを用いたIPMプログラムを現在11戸・約2haで取り組まれていますが、新たな部会活動の一つとして有用微生物入り土壌改良資材の「トリコデソイル」を全戸で取り組まれることとなり、3月中旬に勉強会を実施しました。

前作においては、作期中盤の7月から部会長の窪内様の圃場で「トリコデソイル」を施用して頂きました。
産地における新たな取り組み(ナス、トリコデソイル)
今作では土壌消毒後の5月及び7月の2回施用を計画。IPMプログラムと合わせて「トリコデソイル」を施用することで、作物をより元気に育てて、増収・品質向上につながることを期待されています。

トリコデソイル トリコデソイル
内容物及び含有量: トリコデルマ  ハルジアナム T-22株
1.0x109胞子/g
包装: 250g/箱
有効年限: 4ヶ月(5~10℃) 

有用微生物 トリコデルマ ハルジアナム T-22株を製品1g当り109胞子含み、ICM(総合的作物管理体系)に適した土壌改良資材です。
栽培期間を通じて根の周りを守り、土づくりをサポートすることで作物の健全な生育を促します。
土壌消毒後に有用微生物を投入することにより、病害の発生しにくい土壌環境にする資材です。
根圏に有用菌を入れることで、作物の健全な生育を助けます。

※2015年5月7日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。