【防除のポイント】
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施設内および施設周辺の雑草は、アザミウマの寄生場所や薬剤散布時の避難場所となるため除去し、衛生環境に努めます。 |
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キラキラとした光の乱反射を期待できるシルバーマルチなどは忌避効果が期待できます。 |
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青色と黄色に誘引されやすいため、ハウス入り口などに青色や黄色のものを置かないようにします。 |
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施設の天窓、入口、換気部などに防虫ネットなどで被覆します。また、害虫の捕虫に物理的害虫捕獲資材(ホリバーブルーやホリバーロール)も効果的です。 |
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多発させてしまうと一度の防除では抑制が困難になるので、ほ場をこまめにモニタリングして初発生を防除することが重要です。 |
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アザミウマの密度をできる限り低くしてから、コナジラミ類とチャノホコリダニにも有効なスワルスキー(スワルスキーカブリダニ)を放飼します。 |
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スワルスキーに加えて、ククメリス(ククメリスカブリダニ)やタイリク(
タイリクヒメハナカメムシ)を放飼することで、長期間アザミウマの密度を抑制します。 |
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天敵放飼後に化学薬剤を散布する場合は、天敵に影響の少ない薬剤と微生物殺虫剤(ボタニガードES)の併用をお勧めします。化学薬剤と併用することで相乗効果が得られます。 |
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同一系統の連用は、薬剤感受性の低下につながりますので、異なる系統の薬剤をローテーション散布してください。 |
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「ミナミキイロアザミウマ」や「ミカンキイロアザミウマ」などのアザミウマの種類によって、有効薬剤が異なりますので、圃場で発生するアザミウマの種類を判別することが重要です。 |
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施設栽培の場合、栽培終了時に「蒸し込み処理」を行い、作物に寄生したアザミウマを死滅させ、施設外への分散を防止します。 |