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「スパスパトリオ」天敵混用放飼器の使用方法
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アリスタが推奨する『混用放飼』のメリット
アリスタ ライフサイエンス株式会社(以降「アリスタ」)では、天敵殺虫剤を用いてアザミウマ、ハダニ、コナジラミなどの難防除害虫を安定かつ持続的に防除(管理)する技術として、天敵殺虫剤の『混用放飼』を推奨しております。
天敵殺虫剤は、それぞれに異なる特徴を持っております。特徴としては、活動に必要な温度や湿度、活動や産卵に必要な餌が挙げられます。また、栽培環境は、温度や湿度、害虫の発生状況を含め常に変化し、一定ではありません。そのため、様々な環境に適応し、最大の防除効果を上げるための技術として、アリスタでは様々な天敵殺虫剤を用いた防除体系を推奨しております。
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その中で考案された技術が『混用放飼』です。異なる天敵殺虫剤を圃場に放飼する際、製剤ごとに均等に放飼する必要があります。製剤ごとに放飼しようとした場合、圃場内を移動して均等に放飼する必要があります。各天敵殺虫剤を使用する直前に、アリスタが提供する『混用放飼器』に入れて混ぜることで、圃場内での移動(放飼)が一回で完了します。
なお、違う種類の天敵殺虫剤を同じ容器に入れて出荷すると、異なる天敵がお互いを傷つけあって品質の低下につながります。使用直前に混ぜることで、各天敵殺虫剤の放飼を簡単且つ均等にできる技術、これがアリスタの推奨する『混用放飼』です。
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● 天敵混用放飼器の使用方法(スパスパトリオ) |
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付属の漏斗を組み立ててください。 |
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混用放飼器のキャップを取り、漏斗を差し込んでからスパイカルEX
1本とスパイデックスバイタル3本を1本ずつ移してください。
※中身がこぼれないよう十分注意してください
※スパイデックスバイタルはよく撹拌してから移してください
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全て移し終えたら混用放飼器のキャップを閉めてください。
また、移し終えた後の空のボトルには天敵が残っているので、キャップを外したままイチゴの株元に静置してください。ハダニが発生している場合は近くに置くと効果的です。
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放飼量を確認するために目盛りをマジックで書いてください。
振りすぎて無くならないように、一番下の目盛りを多めにとっておくと安心です。
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放飼する前にボトル内の天敵が均一になるように、ボトルを横にして10~20回ゆっくり回転させてください。
※上下に強くシャカシャカ振らないように注意してください
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放飼回数は約800回です。10aの一般的なイチゴの圃場の場合、放飼間隔の目安は約1.0mです。二条植えの場合は片方の株に放飼すれば近辺の株に移動します。なるべく圃場全体に均一に放飼してください。最後に余った分はハウス入口やサイド付近等、ハダニが発生しやすい箇所に放飼してください。
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放飼後はキャップを外して、ボトルとキャップをイチゴの株元に横にして静置してください。容器内に残っていた天敵が1~2日で株上に移動します。
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