アリスタIPM通信 生産者の声  ピーマン ククメリス
 
 
生産者の声
 
JAはまゆうピーマン部会 
部会長 倉岡豊富美さん
 

環境付加に配慮した施設園芸の展開

JAはまゆうでは、以前から「環境負荷に配慮した農業の展開」を実践しており、その中心的な活動をピーマン部会が担っております。減農薬・減化学肥料はもとより、土づくりから栽培管理・生産資材全般に渡って総合的に取り組んでいます。

IPMへの取り組みは古く、微生物農薬から昆虫寄生菌、天敵農薬へと段階的に取り組み、天敵農薬は10年前のククメリス導入が組織的な取り組みとしては初めてでした。

  倉岡豊富美さん
 
倉岡豊富美さん
   

県内でもククメリスを組織的に入れたのは当部会が最初で、減農薬栽培がより実現可能になり、特別栽培の機運も高まりました。

スワルスキーとの出会いは2009年。雨よけピーマンで予備的に実証圃を設置し、その年の秋の促成栽培から本格的に実証して成果を確認し、今年は部会員67名中63名が導入しています。
スワルスキーは従来のククメリスに比べ、複数の害虫を捕食し、特にピーマンで問題になっている「アザミウマ類・コナジラミ類・ホコリダニ」を捕食してくれること、花粉を餌にすること等がスワルスキーの定着性を良くし、安定した効果が発揮できることなどで急激に部会員に普及したものだと思います。また、最大のメリットは防除回数が少なくて済み、防除労力が軽減できることです。

しかし、まだ導入して日が浅いので、新たな課題も出てくると思いますが、当部会では「安全・安心」をキーワードに高品質な生産物を消費者に提供し、信頼される産地づくりを目指しています。それを実現するためにも、スワルスキーは強い味方になると思います。

現在、特別栽培にも取り組み、量販店との契約取引も実施しており、一部は大型量販店のPB商品(プライベートブランド)にもなっており、除々に認知されています。
今後は、今までの現地の事例を参考にしながら、より安定した防除プログラムを確立し、生産者には安心、消費者には「安全・安心」な商品を提供できる産地づくりに努めます。

 
 
※2011年2月3日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。