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<フィールドアドバイザーの声> スワルスキーとリモニカ
(茨城県ピーマンでの利用)
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アリスタ ライフサイエンス(株)
東京営業所 フィールドアドバイザー
白井 謙一
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茨城県のピーマン施設栽培は、神栖市と鹿嶋市に生産量の約9割が集中している。主な生産組織は、
JAなめがたしおさいの青果物生産部会と波崎青販部会である。
青果物生産部会は特栽 (県特別栽培農産物) の認証を受けており、部会員全員が天敵を導入している。青果物生産部会では特栽の認証を受けるため、減化学農薬の技術として天敵利用を検討していた。約10年の実証試験の結果、アザミウマ類防除についてはタイリクヒメハナカメムシの利用が良かったため、コレマンアブラバチと共に普及しつつあった。
しかし、平成17年ごろから薬剤抵抗性のタバココナジラミバイオタイプQが発生し、天敵の「エルカード (サバクツヤコバチ)」
の利用も検討されたが、使用のタイミング等が難しく、効果が不安定であった。
そのため天敵の利用を断念して、従来の化学農薬の防除にもどる生産者が多く、タイリクヒメハナカメムシの利用も激減した。
部会で特栽の認定をあきらめかけた時、平成20年に 「スワルスキー(スワルスキーカブリダニ)」 が登録され、実証試験が部会員の8ヶ所で行われ、普及センターは部会役員やJA職員と共に調査に参加した。
「スワルスキー」 はこのような状況において、ピーマンでの定着と増殖が良く、問題となっているコナジラミ類とアザミウマ類など複数の害虫を捕食することから高い評価を受け、天敵を主体とした防除体系の確立、普及がすすめられてきた。
半促成栽培と抑制栽培の作型では 「スワルスキー」 とタイリクヒメハナカメムシの併用による防除体系が確立して、青果物生産部会は全員が特別栽培農産物の認証を受けることができた。
一方、波崎青販部会では、天敵研究会が組織され、会員の天敵導入支援と天敵利用技術の向上を行っており、栽培面積の一部利用を含めると半数近い部会員が
「スワルスキー」 を導入しているとみられていた。
しかし、波崎ではUVカットフィルムの利用が多いため、タイリクヒメハナカメムシの定着が悪く、「スワルスキー」 だけが定着、増殖していてもヒラズハナアザミウマを十分に抑えきれないというのが実態で、天敵の利用はなかなか進まなかった。
平成27年に登録された 「リモニカ (リモニカスカブリダニ)」 は 「スワルスキー」 より低温に強く、アザミウマ類、コナジラミ類の捕食能力が優れているという特長があった。
実証試験においても、「スワルスキー」 と同等の定着が見られ、コナジラミ類とアザミウマ類を共に抑制できていた。
「リモニカ」 はアザミウマ類に対してタイリクヒメハナカメムシにやや劣るが 「スワルスキー」 よりも優れているという評価であった。また、タイリクヒメハナカメムシより化学農薬の選択が広がるので、「リモニカ」
を組み込んだ防除体系がすすめられてきた。 「リモスワセット (リモニカ+スワルスキー 1本ずつのセット商品)」
によるコストダウンもあり、「スワルスキー」 と 「リモニカ」 を基幹とした天敵利用がピーマン産地に普及しつつある。
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※2023年12月15日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。
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