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アザミウマ類、コナジラミ類に対する昆虫寄生菌製剤の利用ポイント
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アリスタ ライフサイエンス(株) 営業本部 桃下光敏
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近年、国内の施設果菜類ではアザミウマ類やコナジラミ類の薬剤感受性の低下が数多く報告されており、また、これらの害虫が媒介するウィルス病のまん延も非常に大きな問題となっています。これらの害虫を化学殺虫剤のみで防除することは難しくなってきており、生物的防除の活用にも注目が集まっています。アザミウマ類、コナジラミ類の生物的防除では天敵利用が注目されることが多いのですが、トマトのようなカブリダニ類が使用できない作物では微生物殺虫剤の利用も期待されます。当社では昆虫に寄生する糸状菌を有効成分とした昆虫寄生菌製剤を取り扱っており、広範囲の昆虫に寄生するBeauveria
bassianaを有効成分としたボタニガードESおよびボタニガード水和剤とアザミウマ類やコナジラミ類に寄生するVerticillium
lecanii (現在の分類ではLecanicillium muscarium) を有効成分としたマイコタールを販売しています。
残念ながら昆虫寄生菌製剤が利用されている地域はまだ限定的であり、広く普及しているとはいえません。これは利用方法の周知が不十分で昆虫寄生菌の効果を十分に引き出せていないことや、過去に推奨されていた処理方法が生産者に敬遠されてきたことなどが背景にあるようです。今回の記事では昆虫寄生菌製剤を正しく使いこなして十分な防除効果を得ていただくため、利用のポイントについてご紹介したいと思います。
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・左下写真:
ボタニガードに感染したコナジラミ幼虫 赤味をおびて死亡するが、変化しないことも多く 虫体にカビがあまり生じないので視認がやや難しい
・右下写真: マイコタールに感染したコナジラミ幼虫 白いカビが良く発生するので効果を実感しやすい
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昆虫寄生菌製剤 利用のポイント
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●適期に使用する |
●調製に時間をかけなくても良い |
●必ず複数回散布を行う |
●併用可能な化学殺菌剤の確認 |
●単用なら発生初期に利用 |
●化学殺虫剤との相乗効果を活用 |
●葉裏にかかるよう十分量を丁寧に散布する |
●薬害の回避 |
●散布後の蒸しこみは不要 |
●天敵との併用における注意点 |
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適期(春から秋)に使用する
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昆虫寄生菌製剤を利用する上で使用時期はとても重要です。製剤の菌は低温下では菌糸の活性が低下してしまうため(図1)、当社では18℃以上での利用を推奨しているのですが、現地では低温期に使用して効果が低かったと判断されてしまっている事例が散見されます。冬期のハウスでは昼間の温度が高くても夜間の温度が低ければ十分な効果が得られないことが多く、また夜間に暖房機がフル稼働していると湿度が下がって昆虫寄生菌に適さない環境になってしまうことがあるため、冬期の施設は昆虫寄生菌の利用にはあまり適していません。初めてご利用いただく方や目に見える防除効果をお求めの方は春から秋の暖かい時期に限定して利用することをお勧めします。特に湿度が高くなる梅雨や秋雨、春雨(菜種梅雨)の時期がお勧めです。なお、最低夜温の設定が18℃以上で湿度を高めに管理する作物(ピーマンなど)では冬でも問題なくご利用いただけます。
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昆虫寄生菌は35℃以上の高温では活性が阻害されることが報告されているのですが、筆者は昼間のハウス内温度が35℃を超えるような夏場の施設で昆虫寄生菌製剤が十分に効果を発揮しているのを何度も観察しています。昼間は蒸散によって気化熱が奪われることで葉の裏面の温度が周囲より低く保たれていることや、夜間は昆虫寄生菌の適温まで気温が下がっていることで効果を発揮できているのかもしれません。ただし、暑さと乾燥で葉が萎れてしまうような環境は適さないと思われます。改めて現地で効果を発現できる環境条件の確認が必要と考えられます。
必ず複数回散布を行う
生産者は昆虫寄生菌製剤を1回散布しただけで効果が低いと評価してしまうことがありますが、昆虫寄生菌はよほどの条件がそろわないと1回の散布だけで十分な効果を得るのは困難です。これはアザミウマやコナジラミの卵には感染しないことや脱皮により体表に付着した菌の感染を免れる幼虫がいるためで、新しく孵化した幼虫や感染を免れた個体を防除するために1週間から10日程度の間隔で処理を繰り返す必要があります。最低でも2回、できれば3~4回は散布するようにしてください。繰り返し散布することで施設内の菌密度を上げることができ、また複数回散布のうちの1回でも好条件に当たると急速な感染の拡大が起こることも期待できます。
なお、ボタニガードESは野菜類のうどんこ病にも登録がありますが、作用機作としては付着した部位にのみに生じる誘導抵抗性であり、新しく展開した葉には追加で処理する必要があるので、こちらも複数回散布が必要となります。
発生初期の利用を推奨
昆虫寄生菌製剤は効果の発現に時間がかかるため、害虫の発生初期から散布を始める必要があります。生産現場ではアザミウマやコナジラミの初発は見逃されることも多いため、散布に適した時期であれば栽培初期からスケジュール的に複数回散布することをお勧めします。既に害虫が増えてしまっている場合は化学殺虫剤と併用して利用いただき、後述のような相乗作用を活用して害虫を防除してください。
葉裏にかかるよう十分量を丁寧に散布する
防除効果を得るためには害虫の体に昆虫寄生菌を確実に付着させることが重要です。昆虫寄生菌製剤には浸透移行性や浸達性は無いので、散布の際は十分量の薬液を準備して害虫の生息場所である葉の裏や花などにかかるよう丁寧に散布してください。時折、静電噴口や煙霧機を用いた昆虫寄生菌の少量散布についての問い合わせがありますが、菌の付着量が不十分になる可能性が高いのであまりお勧めできません。煙霧機やミスト散布機を用いた高濃度少量散布の問い合わせもありますが登録外使用となるためそのような使い方は出来ません。
散布後のハウスの蒸し込みは不要
昆虫寄生菌製剤の効果発現には散布から約15時間以上かかるとされており、従来はその時間を昆虫寄生菌に好適な環境にするために夕方に散布し、夜間は施設を密閉して高湿度に保つよう指導されていました。しかし、そんなことをすれば結露により病害の発生を助長するリスクが非常に高く、生産者にとっては受け入れがたい処理方法でした。今でもこの処理方法が生産者の記憶に残っており、昆虫寄生菌の話をするだけで拒否反応が返ってくることがあります。この処理方法は実験室内で感染に必要な高湿度の時間を調べてから考え出されたもののようですが、黒木(2011)は、普通の栽培管理をしていても色々な作物病害が発生することから植物の表面は常に高湿度であることが理解できるとして、散布後に高湿度を保つような処理は必要ないと述べています。また、植物の葉裏には蒸散によって葉面境界層(高湿度の空気の層)が形成されることが知られていますが、遠山ら(2013)は施設トマトにおいてハウス内の大気とトマトの葉裏の相対湿度を調査し、トマトの葉面境界層の湿度はハウスの大気湿度よりも高く、相対湿度が連続して99%以上となる時間も有意に長かったことを報告しています。遠山らはさらに、「常に窓を開放しているハウス」「散布当日の夜のみ密閉したハウス」「毎晩密閉したハウス」で昆虫寄生菌製剤の効果比較を行い、いずれの条件でもコナジラミ類が低密度で抑えられたことも報告しています(図2)。
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また、近藤(2020)は、病害の発生を避けるために夕方ではなく日中にボタニガードESを散布する試験をトマト施設で実施し、2回行った試験のいずれもオンシツコナジラミとうどんこ病に対して有効だったことを報告しています。これらの試験結果から、特別に湿度を高めるような処理を行わなくても昆虫寄生菌製剤の効果を得ることは十分に可能と考えられます。散布後の密閉処理を敬遠して昆虫寄生菌の利用を避けてきた生産者の皆さんには通常の薬散方法での利用を改めて検討いただければ幸いです。
調製に時間をかけなくても良い
昆虫寄生菌製剤の薬液の調整においては、分生子(胞子)の発芽を促して効果の発現を早めるために、少量の水に懸濁したあと2~4時間ほど静置してから散布することが推奨されてきました。時間の確保にシビアな生産者の中にはこの待機時間を嫌う方も多く、昆虫寄生菌の利用を敬遠する理由の1つにもなっていました。一方で、マイコタールの製造元であるコパート社のホームページには、少量の水での懸濁は推奨されているものの調製後は速やかに散布するように記載されています。ボタニガードの製造元であるセルティス社の製品ラベルにも静置時間の推奨は無く、むしろ長時間水に浸けることで懸濁液中の菌が減少してしまうリスクが注意喚起されています。黒木(2011)は、この静置時間を取らなくても吸湿した菌から順番にだらだらと発芽するので、速効性がやや低下するだけだと述べています。利用現場でも静置時間をおかずに十分な効果が得られており、この静置の有無で昆虫寄生菌の効果に大きな差を生じることは無いと考えられますので、時間の確保が難しい時は調製後すみやかに散布いただいて問題ありません。
なお、調製の際に水道水のカルキの影響が懸念されることもありましたが、当社で実施した試験では水道水の塩素濃度でも問題なく菌が生育することが確認されています。
併用可能な化学殺菌剤の確認
昆虫寄生菌を使用する上で最も障害になるのが化学殺菌剤との併用です。昆虫寄生菌も糸状菌の一種であることから多くの殺菌剤の影響を受けます。昆虫寄生菌製剤の作用機作は害虫との直接接触によるものが基本であり、散布から数日たって感染が成立してからであれば影響がある殺菌剤を散布することは可能なのですが、生産現場では殺虫剤と殺菌剤を同時に散布するのが一般的であり、微生物殺虫剤と化学殺菌剤を別々のタイミングで散布するのは作業効率の面から好まれません。一方で近年新しく利用されるようになった殺菌剤(SDHI剤など)には昆虫寄生菌に影響を及ぼさないものがいくつかあり、同時に使用できる殺菌剤の数は増えています。またバチスター水和剤などの微生物殺菌剤も併用が可能です。表1にはマイコタールと併用できる殺菌剤の一覧を示しています。例えば、促成栽培の果菜類では春と秋にマイコタールと併用可能な殺菌剤を利用し、マイコタールの利用に不適な冬はそれ以外の殺菌剤を利用するといった形で使い分けが可能になります。
ボタニガードやマイコタールをご利用される際には当社ホームページの農薬影響表を確認いただき、影響の小さい殺菌剤を併用するようにしてください。https://arystalifescience.jp/product/product_index.php
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表1 マイコタールと併用可能な殺菌剤
アフェット、エトフィン、カリグリーン、カンタス、コサイド、ザンプロDM、ジャストフィット、ジャストミート、
スミレックス、セイビアー、ダイナモ、トップジンM、ネクスタ―、パレード、ピカット、ピクシオ、ファンタジスタ、フェスティバル、フルピカ、ブロードワン、プロパティ、ベトファイター、ベルクート、ホライズン、ライメイ、
ラミック、ルビゲン、レーバス、ロブラール、微生物殺菌剤(バチスターなど)
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殺虫剤との併用による相乗効果
昆虫寄生菌は化学殺虫剤と併用することで相乗効果が得られることがわかっています。黒木(2011)は過去のアリスタ通信で化学農薬に触れた害虫は死ななかったとしても「具合が悪く」なり、昆虫寄生菌に感染しやすくなることを述べています。また、溝邉ら(2011)は化学殺虫剤と昆虫寄生菌製剤の混用でミナミキイロアザミウマに対する殺虫効果が高まることを報告し、宮田(2018)はミカンキイロアザミウマで同様の報告をしています。図3は当社の社内試験でボタニガードESと化学殺虫剤の相乗効果を確認した結果を示したものですが、タバココナジラミ成虫に対して感受性が低下している薬剤でも、ボタニガードESと混用することで活性が大きく高まっていることがわかります。アザミウマやコナジラミの薬剤感受性低下が問題となっている地域では、化学殺虫剤と昆虫寄生菌の併用を是非お試しください。
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図3 タバココナジラミ成虫に対するボタニガードESと化学殺虫剤の相乗効果
アリスタ社内試験 2011
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薬害の回避
昆虫寄生菌そのものは作物に対して無害なのですが、製剤の補助成分の影響で作物に薬害が生じることがあります。ボタニガードESについては補助成分として含まれる鉱物油が原因でナス科作物やイチゴ、インゲンなどで葉や果実のがくなどに褐変などの症状が生じることがあります(図4)。ボタニガードESの野菜類での希釈倍数は500~1000倍(トマト・ミニトマトは500~2000倍)となっていますが、上記の作物では薬害を避けるために1000倍でご利用ください。特にトマトやミニトマトに使用する場合は、散布液が溜まるような状態で使用すると果実に薬害が発生することがあるので、なるべく2000
倍に希釈するようお願いします。また、前述の散布後の蒸し込み処理を行ってしまうと乾きが悪くなるために薬液だまりに薬害を生じやすくなるので、薬害を回避するためにも蒸しこみ処理は行わないでください。なお、乳剤タイプの薬剤や気門封鎖剤、機能性展着剤との混用は薬害リスクを高める場合もあるので、小面積で確認を行うなど十分な注意が必要です。
鉱物油を含まないボタニガード水和剤は薬害リスクが低いのですが、トマトの品種(麗夏など)によっては軽度の薬害を生じることがあります。また散布後に汚れを生じますので、ドライバーなどの機能性展着剤で汚れを軽減してください。マイコタールについてはこれまで野菜類での薬害の報告は無く、汚れもほとんど生じないので安心してご利用いただけますが、トルコギキョウについては葉のクチクラ層のワックスが溶脱することがあるので収穫前はご注意ください。
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天敵との併用における注意点
施設野菜類では天敵の利用が増えているため、昆虫寄生菌製剤と天敵を併用する機会が増えています。しかし、ボタニガードESは補助成分として含まれる鉱物油がダニ類に影響を及ぼすため、カブリダニ類を有効成分とする天敵製剤とは併用が出来ません(宮田,2018)。鉱物油を含まないボタニガード水和剤はカブリダニ類と併用可能ですが、ボーベリア
バシアーナ菌は寄主範囲が広く、タイリクヒメハナカメムシやタバコカスミカメといった天敵昆虫にも感染するため併用は不可となります(図5)。マイコタールはボタニガードよりも寄主範囲が狭いためほとんどの天敵との併用が可能です。タイリクヒメハナカメムシやタバコカスミカメには弱い感染性を示すものの実用上は問題が無く、カブリダニにも影響が無いので複数種の天敵を利用する場合はマイコタールとの併用を推奨します。なお、マイコタールとスワルスキーを併用している作物上では、カビが生えたコナジラミの下に潜んでいるカブリダニやそばに産み付けられた卵が観察されることがあります(図6)。スワルスキーカブリダニはコナジラミの成虫を捕食できませんが、一方で一部の糸状菌を摂食することがわかっています(飛松ら,2012)。ひょっとすると感染してカビが生えた状態であればコナジラミ成虫を餌として利用できるようになり、カブリダニの増殖に一役かっているかもしれません。
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最後に
ボタニガードESは2003年に販売開始、マイコタールは2001年販売開始と上市から20年前後が経っています。販売当時は他に効果の高い化学殺虫剤があったため、効果を出すのが難しいイメージがあった昆虫寄生菌製剤は脚光を浴びることが出来ませんでした。しかし、近年は化学殺虫剤の多くでアザミウマ類やコナジラミ類の感受性低下の問題が生じています。昆虫寄生菌は条件が合えばとても高い効果を示すことがあり、害虫にカビがまん延した現場を一度でも見るとイメージがガラリと変わります。抵抗性を生じない昆虫寄生菌製剤は今こそ活躍できる製品であり、過去のイメージを捨てて改めて再評価いただければ幸いです。
参考文献
・ 黒木修一(2014) 昆虫寄生菌製剤の上手な使い方. アリスタ通信18
・ 近藤誠(2020) ボーベリアバシアーナ乳剤によるトマトうどんこ病およびオンシツコナジラミの同時防除 北日本病虫研会報
71:200
・ 増田俊雄(2003)昆虫病原糸状菌ボタニガードESによるコナジラミ類の防除 農薬ガイド105
・ 宮田將秀(2018)糸状菌製剤と殺虫剤の混用による防除効果向上の試み アリスタ通信38
・ 溝辺真・川崎安夫・米良典雄(2007) 宮崎県内で採取したミナミキイロアザミウマに対する各種薬剤の殺虫効果
九病虫研会報 54:170
・ 飛松諒・坂巻祥孝・津田勝男(2012) ウリ科うどんこ病菌及びすす病菌を与えたスワルスキーカブリダニの発育と産卵
九病虫研会報 58:53-58
・ 遠山宏和・務川重之・沼田慎一・河又仁(2013)昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana およびLecanicillium
muscarium のタバココナジラミ(カメムシ目:コナジラミ科)に対する感染に必要な高湿度期間の推定. 応動昆
57 : 27-34.
・ 遠山宏和・務川重之(2013)タバココナジラミに対する昆虫病原糸状菌製剤の効果的利用条件. 植物防疫.
67.9:31-35
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※2022年9月14日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。
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