両社は、技術面とコマーシャル面で、生物的防除会社との連携を図るべくスペインとポルトガルにおいて、共通の目標であるサステイナブル(持続可能)な農業を実現するための協力的契約を締結。持続可能な食料生産をプロモートするというゴールに向けて、より多くの生物的防除方法を農家、生産会社に提供し、環境保護と消費者のためになる作物保護を目指す。
この関係は、すでに長い期間、協力関係にある、日本とインドでの事業を世界的に広げていこうという取り組みであり、まずスペインから開始。
「この契約により、両社の技術面、販売面でのシナジーが生まれ、UPLの製品群にも新しい商品を組み入れることができ、UPLの提唱する
「開かれた農業(OpenAg)」 の概念にも一致する持続可能な解決策となる」 とUPL イベリアのブエンディアGMは語る。「UPLとの提携が持続可能な農業生産という目標に合致するために、現実的に最もよいパートナーであると確信」
とコパート スペイン/ポルトガル ボアス・オーストフックGM。
この提携は、コパートの1967年の創立以来の価値観と合致するもので、持続可能な農業生産に取り組んでいた同社の
「より健康に、より生産性を高く」 というミッションの実現のために、植物の土壌部分と地上部分に対して、全面的(holistic)なアプローチを、IPMの手法と生物的解決法(天敵、微生物)を提供してきたコンセプトをさらに飛躍させることと注目される。
UPLについて
1969年創立。現在世界130か国にて活動。48の農薬製剤工場、12か所の研究施設を保有。登録された製品数は13,000以上。スペインでは、30年以上にわたり農家へのアドバイス、生産量向上に貢献している。OpenAgのポリシーにより、バリューチェーン持続可能な成長をすべく、垣根、国境なきコミットメントを提唱している。
コパートについて
1967年創立。50年以上にわたり、IPM (天敵、微生物、バイオソリューション、農薬、物理的植物保護など)
の方法により安全で健康的な農業生産の実現を目指す。日本での提携先は、1990年代初頭より
㈱トーメンを経てアリスタ ライフサイエンス(株)。