アリスタ通信 アリスタお庭訪問! 趣味でバラ作りを楽しんでいます
 
 
アリスタお庭訪問! 趣味でバラ作りを楽しんでいます
 
アリスタ ライフサイエンス(株)
営業本部 中国/四国エリアマネージャー 原川 博秀

福岡県筑紫野市の自宅で趣味のガーデニング (主にバラ) を始めて15年程度になります。バラに関しては、毎年冬に2~3鉢買っては増やしてきました。別に高価なブランド品種を買うのではなく、花の色と立性かつる性かで判断し、出来れば香の良い物を選んで植えてきました。現在では、地植え・鉢植え合わせて20本以上のバラが庭に咲いております。

ご承知のように、バラ栽培の最大の敵は虫です。春先のアブラムシから始まり、バラゾウムシ、チュウレンジハバチ、イラガ、イモムシ、シャクトリムシ、カメムシ、コガネムシ、カミキリ、カイガラムシ等々様々な虫との戦いです。アブラムシは3月中旬から付き始め、ここ数年で花が全て咲き終えた秋には、特につるバラにはカイガラムシがびっしりと付くようになりました。⇒温暖化の影響でしょうか??特に、大事な花に直接被害を出すゾウムシ、イモムシ、シャクトリ、コガネムシ(成虫)は最重要害虫です。

余談ですが、コガネムシ成虫は花の色に好きなランキングがあるようで、先ずは白色の花に飛び付きます。次いでピンク色、それから黄色、最後に赤色の花に行きます。コガネムシに花を食べられたくないのなら、赤いバラがお勧めです。

アリスタお庭訪問! 趣味でバラ作りを楽しんでいます

私は、上記の様な害虫対策にオルトラン剤 (メインは水和剤) と、トクチオン乳剤をローテーション散布の柱として毎年使用し続けております。害虫対策には3月中旬から11月まで、ほぼ2週間間隔で薬剤散布をします。3月のアブラムシ対策はオルトラン水和剤から始めます。何といっても浸透移行する事が最大のメリットで、比較的長くアブラムシを抑えてくれます。オルトラン剤はゾウムシ、コガネムシ、カミキリ、カイガラムシ以外はほぼバラに付く害虫に良く効いてくれる万能薬です(オルトラン粒剤は梅雨の時期に散布剤が使えない時に重宝します)。

また、4月中旬からの最初の花の蕾に付くバラゾウムシ対策ではトクチオン乳剤を使います。ゾウムシはなかなか防除が難しい虫ですが、トクチオン乳剤を丁寧にかけてやると防除出来ます。それから、花が終わった秋のカイガラムシ対策でもトクチオン乳剤を使います。ポイントはたっぷりと散布する事です。昨年は特にカイガラムシが多く発生したため、今年は2月の芽吹きのタイミングでもトクチオン乳剤を散布してカイガラムシを抑えました。
よく、オルトラン・トクチオンといった有機リン剤は臭いからバラの香りを消すのでは懸念されますが、散布液が乾いてしまえば問題無しです。バラの香りを消すことはありません。

最後になりますが、バラの病気対策ではサルバトーレも使用します。特にうどんこ病に対する効果は絶大です。これからも、オルトラン・トクチオン・サルバトーレを上手に使いながらバラを楽しんで行きたいと思います。

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※2021年8月2日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。