2.アリスタ ライフサイエンスと「みどりの食料システム戦略」
今、世界では食料資源の浪費や温暖化による不作などによって、食料システムの歪みが生じていると言われています。またコロナの感染拡大を契機に過去に例のないサプライチェーンの混乱、食生活の変貌が現実のものとなっています。輸入食材に頼って豊かさを享受する日本も決して世界の動向と無関係ではありません。
専門家は、食料システムを持続可能な方向に大転換しなければ、取り返しのつかない未来へと進んでしまうと警告しています。これを受け、EU諸国では「Farm
to Fork戦略」が、アメリカでは「農業イノベーションアジェンダ」が既に提言されています。
私たちアリスタ ライフサイエンスが進める総合的病害虫管理(IPM)の体系が、化学農薬使用量の削減に貢献できることは既に実証済みです。また近年IPMにバイオスティミュラント製品の体系的な使用を加えることによって、総合的作物管理(ICM)の推進を強化しています。
バイオスティミュラントは、植物の生育を促進し、免疫力を高める技術として今後注目度は増すでしょう。
また、当社が保有するオルトラン、トクチオン、オーソサイドの3製品は、薬剤抵抗性が発生しにくい農薬として、リスク管理の面で改めて注目されていくことでしょう。
アリスタ ライフサイエンスは、具体的なソリューションを擁してこの課題に取り組んでいく所存です。