現在、キュウリの天敵とBS利用以外にも水稲育苗での有用微生物入り土壌改良資材 「トリコデソイル」 使用と合わせCM体系の構築を模索なさっています。
作物の栽培をより円滑に行うための、いくつかの課題を現状持たれている中でBS剤の利用に関しては他社のBS製品もご使用されたのですが、弊社剤程のシャープな効果発現には至りませんでした。理由としては、「何をもって(いつ散布することで)効果発現まで導けるかのプロセス(理由)が明確になっていないのではないだろうか」
と考えておられました。
天敵・BS剤をうまく体系付ける事で、例えば水稲の田植え中にキュウリの害虫発生・生育管理に手間をかけずに済み、水稲に集中することができれば、それぞれ良い物をつくる事ができ、また農薬も減らすことができると考えています。実際に天敵を利用した防除体系は満足できるもので、6回使用していたダニ剤は天敵導入後2年連続
使用せずに済みました*。今後、育苗時の肥料吸収効率を上げる目的で弊社から今春に発売予定の海藻抽出物入り肥料
「ルーター」 の使用についても一緒に模索していく予定です。
(*編集部注:このような成功例もありますがハダニ剤が完全に不要になるわけではありません)
今後のBS剤への期待としては、「BS剤と名前はなっているが、昔からこういう資材はあったと思う。