「スワルスキーⓇ」は、おかげさまで発売10周年を迎えることができました。ひとえに皆様の温かいご支援のおかげと、心より感謝しております。
アリスタ ライフサイエンスは、2009年 「スワルスキー」 の販売を皮切りに薬剤抵抗性害虫や防除作業の省力化対策として、生物農薬
(天敵・微生物) を主体とした施設園芸におけるIPM体系の確立とその普及、技術推進に邁進してまいりました。
スワルスキーカブリダニは定着性、増殖性が高いため、害虫発生前に放飼して予防的に使用する天敵利用プログラム開発の一翼を担いました。
薬剤抵抗性が発達しやすいコナジラミ類やアザミウマ類などの難防除害虫対策として、「スワルスキー」 を基幹剤とし、耕種的、物理的、生物的、化学的防除を総合的に組み合わせた防除体系
「総合的病害虫管理(IPM)」の、施設園芸現場における普及が発売後の10年で飛躍的に進みました。2015年に
「なす(露地)栽培」 が追加され、群馬県や栃木県を中心にナス露地栽培で天敵を利用した総合的防除体系の構築に向けての取り組みが開始されています。また、本年1月16日付で
「スワルスキー」は、「野菜類(露地)」の「アザミウマ類」 に登録が追加されました。これからは、施設栽培だけでなく露地栽培へ活躍の場を広げ、より多くの生産現場で継続的にご利用いただける技術の開発に努める所存です。
これら一連の活動で、第19回 民間部門農林水産研究開発功労者表彰において、弊社 山中 聡が表彰されました※。本種の生物的特長を最大限に活かした登録取得と普及しやすい新たな防除体系の構築、さらには実際の生産現場でIPM体系を定着させた貢献を称えたこの受賞は、IPM関係機関のご指導の賜物であり、皆さまと真摯に取り組んだ成果であると感謝しております。
10周年を記念して 「スワルスキー」 の新しいキャラクターを迎えました。皆様に益々身近に感じ、信頼いただける様、普及推進に努めて参ります。今後とも変わらぬお引き立ての程、何卒宜しくお願い申し上げます。