アリスタ通信 生産者の声(いちご、トクチオン乳剤、スパイカルEX、スパイデックス)
 
 
生産者の声(いちご、トクチオン乳剤、スパイカルEX、スパイデックス)
 
JAおやま いちご部会
田波 哲也さん
 
栃木県南部の中心都市、小山市に本店を置くJAおやま。

管内は小山市、野木町、下野市の2市1町からなり、高低差10m以内の極めて平坦な地形を形成しており、耕地面積は田8,330ha、畑2,200haである。いちご栽培面積は約33haで、部会員は104名。

品種はいちご王国とちぎを代表する「とちおとめ」を主体に栽培しており、近年では栃木から誕生した新品種のプレミアムいちご「スカイベリー」の栽培にも力を入れている。

今回は、豊田地区でいちご(とちおとめ32a・スカイベリー約5a)栽培をされている田波哲也さんに、苗からのハダニ防除として、天敵と『トクチオン乳剤』を組み合わせてご利用頂いた感想を伺いました。

JAおやま いちご部会 田波 哲也さん
 
JAおやま いちご部会 田波 哲也さん
 
天敵の導入について
「ハダニの薬剤抵抗性が問題になって『スパイカルEX』・『スパイデックス』を使い始めて7年。
始めのころは苦戦した事もありましたが、今では天敵導入後の殺ダニ剤は1回使うかどうか・・・その代わり定期的にスパイデックスの追加放飼をしています。
うどんこ病に強い「スカイベリー」を栽培しているのでハダニが発生しなければ薬剤散布は本当に少なくて済みます。アブラムシ対策には『アフィパール』、昨年からはアザミウマ対策に『リモニカ』も使わせて頂いていますよ。(笑)」
 
いちご親苗にも天敵を導入している
「天敵のハダニ防除効果はハウスで実感しています。いちごの収穫は11月~5月まで続きますが、3月ぐらいから次年度に向けていちごの苗作りも始めますが、収穫と重なり親苗の管理が出来ないのが現状です。

そこで農薬制限はありますが、親苗から『スパイカルプラス』の設置と『スパイデックス』の放飼でハダニ対策をしています。今年で3年目ですが、忙しい時期に親苗のハダニの心配が減り、収穫作業に集中出来るのは助かっています。」
生産者の声(いちご、トクチオン乳剤、スパイカルEX、スパイデックス)
 
トクチオン乳剤の利用について
「親苗の天敵利用からトクチオンもセットで使っていますから3年目ですね。
収穫前日数が75日前で、天敵にも約30日間影響がある剤なので、本圃では使えないため育苗期間中なら使用出来るので予防的に使っています。
ハダニ防除も重要ですが、親苗からランナーを切り放してからは、特に炭疽病の防除が重要になります(7月中旬~)。
残念ながら、殺菌剤でも炭疽病の防除薬剤で天敵に影響が大きい剤(ゲッター水和剤・アントラコール顆粒水和剤・ジマンダイセン水和剤)などありますが、使わない訳にはいかないので。(苦笑)
そこで、天敵のリセットにはなるが、上記薬剤を使うのであれば、天敵導入後に使える影響の小さい薬剤を温存するために、『トクチオン乳剤』が有効と考えています。
一昨年、一部ハダニの確認した所があったのでトクチオン乳剤を使ったところ、ハダニをしっかり抑えてくれました。どんな薬剤でも葉裏にしっかりかからないと効果はないですね。
今年のいちご苗も『トクチオン乳剤』でハダニ防除は完璧に仕上げられたと思いますよ。」
 
JAおやま いちご部会 田波 哲也さん
 
今年もいちご作り頑張ってください
「今年もハダニの略ゼロスタートに、『スパイカルEX・スパイデックス』の同時放飼予定なので、また様子を見に来てください。」

生産者の声(いちご、トクチオン乳剤、スパイカルEX、スパイデックス)

田波哲也様、お忙しいところありがとうございました。
 
 

※2016年10月20日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。