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葉面散布肥料「ハーモザイム」の効果実証試験レポート‐枝豆‐
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マーケティング部 須藤修
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「ハーモザイム」は植物抽出液を主成分とした葉面散布用の液肥です。植物に散布することにより、植物が本来持っている生理活性に刺激を与え、根からの栄養素の吸収能力を高め光合成を活発化することにより、花とびや落果を軽減するなど、いわゆる成り疲れの軽減が期待できる製品です。
枝豆における「ハーモザイム」の有効性を検証した結果、大変興味深い知見が得られましたので、ご報告いたします。
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【試験方法】
供試品種:茶豆系枝豆
試験場所:弊社久留米試験農場
処理方法:3月27日播種、慣行法により栽培した枝豆に、①開花初期(5/15)、
②満開時(5/18)、③満開後(5/21)の各々の時期に1000倍希釈した「ハーモザイム」を肩掛け噴霧器にて、100ℓ/10aの水量で葉面散布施肥を行いました。開花後約40日目に(6/24)収穫し、収穫量、品質について調査を行いました。
調査方法:収穫重量(莢込み重量)、莢数、1莢中の子実数
反復:無処理区も含め、各区10株を栽培しました。 |
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【試験結果】
えだまめの開花初期および満開期に「ハーモザイム」を葉面散布することにより、増収が認められました。
開花初期に散布を行った場合は、無処理区に対して、重量で131%、莢数で122%の増収を確認することができました。
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満開期の散布においてもほぼ同等の効果が得られました。
ところが、満開後に散布した場合は、無処理と同等の収穫量でした。「ハーモザイム」は花芽の形成~果実の肥大までに作用しますが、着果実(着莢)に関して言えば、やはり早い時期(開花初期)からの散布の方が好結果をもたらすことがわかります。
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莢数についても、「ハーモザイム」散布によって収穫重量同様、増収が認められました。
開花初期から満開までに散布した場合、莢数の増加が認められます。従って、これらの増収は莢や子実が大きくなったのではなく、莢の個数が増えた結果であることが伺えます。
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次に1莢当りの子実の個数を調査しました。これが特筆すべき点ですが「ハーモザイム」を処理することによって、不稔莢の割合が減少し、さらに1莢中の子実数が改善されました。
開花初期に散布した場合、収穫莢の32%が3粒以上の子実が実っていました。無処理区の場合は25%ですから、7ポイントの結実率の改善です。
同様に、無処理区では、68%の莢が2粒入りでしたが、開花初期の散布区では76%にまで上昇しました。
秀品率アップのポイントはできるだけ、不稔莢を減らし、3粒入莢の比率を増やすことです。「ハーモザイム」の散布は秀品率アップに貢献できそうです。
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この結果から、「ハーモザイム」は開花初期からの散布により、莢数、重量ともに好結果をもたらし、不稔莢を減少させ、秀品率アップに寄与できる可能性があるようです。
枝豆の増収と品質の向上に一度「ハーモザイム」をお試しになってはいかがでしょうか。
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※2016年8月5日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。
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