アリスタIPM通信 生産者の声(トマト、スワルスキー)
 
 
生産者の声(トマト、スワルスキー)
 
JAにしみの 海津胡瓜部会 福島 正文さん


JAにしみの 海津胡瓜部会は現在部会員36名、延べ面積20haで岐阜県の推奨する「ぎふクリーン農業」にも積極的に取り組んでおり、部会全体でその成果をあげています。

今回は技術長として天敵利用に取り組んできた福島さんにお話を伺いました。


「この海津地域はトマト栽培が盛んで、昭和30年頃からが始まりでしたが、連作障害や病害の発生などで徐々にトマトからキュウリへ移行する生産者が増え、昭和37年に胡瓜部会が結成されました。

 
 
福島 正文さん

部会では平成13年より『ぎふクリーン農業』の登録に向けた取り組みがスタートし、減農薬・減化学肥料栽培などの基準に沿った栽培技術を試行錯誤のうえ確立して平成16年に『ぎふクリーン農業』に登録されました。
いまでも基準を遵守するよう、栽培管理記帳票により農薬の適正使用、肥料施用量の確認を行い、栽培技術についても栽培指針を作成し、研修会を定期的に開催して周知徹底しています。」

「ただ最近では、黄化えそ病が脅威となってきており、アザミウマに対する薬剤の抵抗性も進んできたことから、3年前にスワルスキーの試験を開始しました。
当初はスワルスキーを放飼すればアザミウマが全滅するようなイメージがあったので、現実とのギャップを修正することに苦慮しました。部会員の中にもその効果を疑問視する声もあったのですが、アザミウマの密度低下が確認され、黄化えそ病の発生も少なくなったことから、徐々に利用者が増えてきました。」

「『ぎふクリーン農業』の登録を受けている以上、化学農薬の回数に限りがありますので、もしスワルスキーを導入しないとなると、アザミウマ防除の回数が厳しくなると思います。
実際にスワルスキーを導入している生産者には防除回数が極端に減った方もおりますので、天敵利用のメリットは大きいと感じています。」

「今後の天敵利用については、これまでの結果を踏まえて部会全体でスワルスキー利用に取り組むことと、対アブラムシのアフィパールについても試験、検討を始めています。また、昨年販売開始されたパイレーツ粒剤も昨年試験を行ったので、この利用についても検討していきたいと思います。」

※2015年5月7日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。