アリスタIPM通信 放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方
 
 
放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方
 

スワルスキーは比較的見つけやすい天敵です。

しかし紫外線を嫌う性質があるため、通常は葉裏にいます。しかも葉裏でも開けた場所よりは、陰になっている場所を好むので、葉脈の近くを探してみてください。曇天の日中や夕方の紫外線の少ない条件では葉表でも確認でき、順調に増えると誘引紐の上の卵や、花の中で活動している様など視認することができます。

放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方 スワルスキーを継続して使ってくださる生産者の多くは話してくださいます。「”スワルスキーが元気でよく働いてくれている” という安心・信頼感から、薬剤散布回数を減らし、病害虫防除以外の時間が増えたことで、生産物の品質向上に役立てられる」と。
放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方
やはり、活動をしっかり見守れるところも、スワルスキー使用の醍醐味なのではないかと思います。

そこで、今回はスワルスキーの見つけ方のコツを作物ごとにおさらいしたいと思います。

スワルスキー葉脈に沿ってじっとしている場合もあるので、虫メガネで観察してみるのはいかがでしょうか。
放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方

●ウリ類は葉が大きいため、葉に1頭しかいない場合見つけにくいことがあります。しかし、ウリ類の中でもキュウリはスワルスキーが増殖しやすい作物のようですので、1葉に複数頭のスワルスキーを見つけることができるでしょう。

●インゲンの場合、葉柄の断面がハート型になっており、この凹んだ部位にスワルスキーが産卵していることがありますので、注意してみてください。

●カンキツ類の場合、スワルスキーは非常に見つけにくいです。果実のヘタの下に隠れている場合があり、果実が揺れると走り出してくることがありますので、観察しながら、果実が揺れたら注視してみてください。スワルスキーが見つかるかもしれません。

放飼1ヶ月後のスワルスキーの上手な見つけ方

※2015年5月7日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。