アリスタさんのIPM商材とのお付き合いはマルハナバチ(ナチュポール)からですので、もう20数年前からでしょうか。その後、イチゴのチリカブリダニ(スパイデックス)の試験で、農協や普及所の担当者さん達と圃場巡回をしたのが天敵の始まりといっていいのかもしれません。いまでは愛知県内のイチゴ産地で、天敵がハダニ防除の基幹剤として認識されるまでになりましたが、こうした現場重視の姿勢が生産者からの信頼を得ることにつながり、また、普及販売力の強化にもつながっていったのではないでしょうか。
石黒製薬所では、営業の他に栽培技術をサポートする部署を設置し、病害虫調査や土壌分析、毎月の防除チラシの作成・発信などを通じて生産者のサポートを行っていますが、こちらでもIPMへの取り組みを重要視しています。またハード面では田原市との共同事業として、自然エネルギーの有効利用と省電力機器による低炭素施設園芸の実現や、太陽光利用型植物工場(IGHプロジェクト)の実証試験など、環境への配慮を目的とした事業にも数多く取り組んでいます。
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