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生産者の声
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株式会社べジ・ドリーム栗原 手塚 祐賢さん(宮城県栗原市)
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株式会社べジ・ドリーム栗原は宮城県北部の栗原市に位置し、合計4.7haの大型ハウスでパプリカを栽培、販売しています。パプリカ栽培ではアザミウマ、コナジラミ、ハダニ、アブラムシなど様々な害虫に悩まされるため、2010年7月の栽培開始当初から天敵を導入されています。昨年3月の大震災で大きな被害を受けながらも、現在は全棟復旧し、スワルスキー、スパイカルEX、スパイデックス、アフィパール等、天敵を中心とした害虫防除に取り組まれています。栽培管理を担当する手塚さんにお話を伺いました。
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カブリダニのゼロ放飼で安定した効果。ヒラズ対策がつぎの課題です
当園では棟によって定植時期が異なりますが、定植1か月後にスワルスキーとスパイカルEXをゼロ放飼し、その後アブラムシの発生時期に合わせてアフィパール、ハダニの発生が認められたらスパイデックスを追加で放飼することを基本に天敵を導入しています。昨年10月定植の棟では、スワルスキーとスパイカルEXを放飼後アブラムシが一部で増加してきたため、薬剤防除後バンカープラントと併せてアフィパールを導入したことにより、現在アブラムシはほぼ見られなくなりました。またカブリダニの定着も非常によく、若い葉のほとんどで数頭のカブリダニの生息を認めることができます。コナジラミがぱらぱらと飛んでいるのを見かけますが、増えている様子はなく、被害が出るほどでもないのでスワルスキーが働いているものと考えています。スワルスキーは、勧められている本数(2本/10a)を導入することで確実に効果が表れていると感じています。ただ、一部でアザミウマ(ヒラズハナアザミウマ)が出始めていますので、今後天敵に影響の少ない薬剤散布と微生物農薬との混用、またタイリクの放飼も検討しているところです。今のところハダニは発生していません。 |
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天敵導入により防除労力が軽減
天敵導入の最大のメリットは、何と言っても防除労力の軽減につながることです。圃場の面積が大きいので、薬剤散布は担当の職員が時間と労力をかけて散布する必要がありますが、天敵の放飼はパートさん達に手分けして任せることができますので、短時間の軽作業で終了します。今後も薬剤散布は極力せずに天敵で防除できるのを理想としています。
昨年の大震災ではハウスにも大きな被害を受け、当初は復旧は無理かとも感じましたが、幸い半分くらいの株は生き残りましたので、パートさんを含めた全職員の努力で何とか復旧し、現在に至っています。
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ベジ・ドリーム栗原の皆さん。後列左から二人目が、今回お話を伺った手塚さんです
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※2012年2月29日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。
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