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生産者の声
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野村和郷ファーム株式会社社長 大野卓也さん(千葉県香取市)
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大手証券会社野村証券(株)と、アグリビジネスを展開する和郷園(株)の合弁会社「野村和郷ファーム(株)」。昨年7月に農業の新たなビジネスモデルを作るべく、千葉県香取市に実証工場を建設。ナチュポール・ブラックやホリバーも活用し、トマト栽培を通して和郷園の“農業のノウハウ”と野村証券の“経営のノウハウ”を組み合わせ、新しい施設園芸の事業モデルを構築するという未知なる挑戦に取り組まれています。 今回は野村証券出身の野村和郷ファーム大野社長にお話を伺いました。
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農業経営におけるソリューションを提供し、地域活性化へつなげる
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野村証券ではお客様に対し経営における様々なアドバイスを行っています。食糧分野にはTPPや自給率など色々な問題がありますが、近年農業は県や地方自治体、地方銀行、大学などから高い関心を集めています。それらの方々は野村証券の重要な顧客でもあり、お客様からのニーズに応えるべく、野村和郷ファームでは和郷園さんからもアドバイスを頂きながらトマト栽培を通して安定して収益が上がる施設園芸のビジネスモデルの実証を行っています。
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大野 卓也さん
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栽培をしながらハウスや資材、人件費などを常に見直し、データとして蓄積することにより、より高いパフォーマンスを発揮できるようなモデルの構築を目指しています。農業参入を目指されるお客様へそのようなソリューションを提供し地域に新たな農業事業が誕生することによって、雇用を始めとしてハウス、資材関係など様々な産業へ広がっていき、ひいては地域の活性化へとつながっていきます。“農業”という時代の要請に応え、地域活性化に貢献することが我々の使命であると考えています。
クロマルハナバチは“最も自然”で「最も合理的」
当ファームではトマトの受粉にナチュポール・ブラックを利用していますが、クロマルハナバチは十分に機能していると思います。クロマルハナバチによる受粉は最も自然に近い姿であり、“環境”というキーワードに関心が高まっている社会において付加価値を与えられるものでもあると思います。
またクロマルハナバチの利用は経済的な側面からも有利な手法であると考えます。着果の方法の一つとして利用されているホルモン処理と比較すると、クロマルハナバチの寿命期間中(ナチュポール・ブラックは約60日)、パートさんないしは生産者自身がホルモン処理をしている労働時間に発生する人件費を計算すると、クロマルハナバチのコストに比べてかなり高いことが分かります。
従ってクロマルハナバチを利用することが、“最も自然”で且つ“最も合理的”な手段であると考えています。
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「エコな農業」も大きな一つのテーマ
近年“環境にやさしい”商品が世の中に受け入れられてきていますが、当ファームでも今後減農薬にも取り組んでいきたいと考えています。 適切な時期に適切な量の農薬を使うことができれば、農薬の使用量は必要最低限に減らすことができます。環境負荷に対する配慮という考え方は今後より重要になってくると思います。
また、費者がそのような商品に対して価値として認めてくれるような環境作りも重要です。我々は生産~加工~販売まで一気通貫して関わり、販売サイドからの消費者へのアプローチ方法も考えていきたいと思っています。
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持続可能な農業へ
農業の抱える大きな問題の一つとして後継者不足があります。若者が就職先を決める動機として主に「経済的な利点」や「やりがい」が挙げられます。我々は農業をこれらを満たすような事業にできるようなソリューションを構築し、より若者が農業に入ってきやすいような環境作りをしたいと考えています。
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※2012年2月29日現在の情報です。製品に関する最新情報は「製品ページ」でご確認ください。
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