うまく利用すれば薬剤散布回数が削減され、省力化ができます
前作では3月中〜下旬に定植した圃場で、害虫の発生が無く順調に花数がそろいはじめた4月1日にスワルスキーを放飼しました。すると放飼後1ヶ月頃からスワルスキーカブリダニの密度が大幅に増加してきました。慣れてくると自分自身でも圃場にいるスワルスキーを見つけられるようになり、うまくこれを利用すれば最終的に薬剤の散布回数が1/3程度削減でき、省力化につながることを実感しました。防虫ネット設置や周辺の雑草管理なども行っていますが、今後も試行錯誤をしながらIPMに取り組んでいこうと思います。
|
|
|
|
三浦 淳さん
|
スワルスキーを導入中でも使用できる薬剤があります
併用できる薬剤がある程度限られるものの、スワルスキーを導入していても使用できる薬剤があります。対象病害虫に効果があり、 スワルスキーへの影響が少ない選択性の薬剤を併用することで対応することが可能でした。一般的な薬剤と違い、天敵導入後の管理を続けていくことがうまく利用するためのポイントになると思います。
JA大阪泉州管内では泉州水なすにおけるアザミウマ類などの最重要害虫防除手段の一つとして、スワルスキー導入に関心が高まっています。
|