|
(株)アリスタ ライフサイエンスでは、1998年4月にオランダの大手種苗メーカーであるエンザ社と契約し、わが国における同社種子製品の販売を開始しました。今回発売した品種は房採りトマトとオランダパプリカです。 1.房採りトマト「レンブラント」ブドウのように房ごと収穫できる房採りトマトは、オランダでこの5、6年の間に急速に普及し、現在同国のトマト栽培面積の6割以上を占めています。その生産物は欧米諸国や日本へ輸出されています。 今回発売された品種「レンブラント」はオランダで栽培されている房採りトマト品種のなかでも特に食味に優れていることで知られており、収穫された房の美しさも高く評価されています。姉妹品種として、レンブラントよりも耐病性に優れる「ファン・ゴッホ」も同時発売しました。
▲房採りトマト「レンブラント」
2.オランダパプリカこの3、4年にオランダやニュージーランドからわが国へのパプリカの生産物輸入が急増しておりますが、わが国の主なピーマン産地では、過去にパプリカを試作し、目標収量が得られなかったなどの記録があります。 今回のパプリカ種子の導入は、
という方法にて取組み、国内にパプリカの有力産地が生まれるよう支援して行きます。
第1図 パプリカの整枝・摘果
▲エンザ社のパプリカ
房採りトマト栽培のコツ栽植株数:2,000~2,500株/10a 摘 果:1~4段は6~7果、5~8段は7~8果、9段以上では8~9果に必ず摘果する。 パプリカ栽培のコツ
摘果する場所(第1図×印):第1花、主枝上の2、3花と第6花。およびすべての側枝上の花。 着果すべき場所(第1図○印):主枝上の第4、5花と第7花以降のすべての主枝上の花。 側枝の処理(第1図※印):主枝上の着果すべき花を誤って落とした場合は、その場所の側枝に1果実のみを着果させる。
|