施設用遮光剤レディソルのご紹介

橋本 文博

- アリスタ ライフサイエンス農薬ガイドNo.84/D (1997.7.1) -

 

 施設用遮光剤レディソルについてご紹介します。
 レディソルは施設の表面に吹き付け、施設内に日陰を与える遮光剤で、専用の除去剤レディソルクリーンと組み合わせることで、施設の遮光が容易にコントロールできます。
 レディソルの特徴として、<1>従来の遮光剤(石灰や水性ペンキ)と異なり、雨で落ちにくく、かつ除去も簡単。<2>過剰な紫外線をジャットアウトし、作物に快適な環境をつくれるため、夏場の施設における花弁、鉢物や果樹の栽培、野菜の植え傷み防止に有効。花卉、鉢物や果樹の栽培、野菜の植え傷み防止に有効。<3>ガラス、硬質プラスティック、農業用ビニールのいずれにも使える、などがあげられます。レディソルの施設への吹き付けは動力噴霧器を用いて行ないます。
 また、レディソルの除去は、専用除去剤レディソルクリーンの希釈液を施設表面に散布し、数分後、動力噴霧器で水を掛け流すだけで簡単にできます。

第1表 光透過率の比較
(データ提供:オランダ・マーデンクロ社ガラスに一定の厚さの被膜を与えて比較)
吹き付け手段 光透過率
無処理 89%
石灰 25%
ペンキ 19%
レディゾル 18%

第2表 レディソルとレディソルクリーン
商品名 規格 希釈割合 遮光面積
レディゾル
(遮光剤)
20kg/1缶 水1.5リットル+
レディゾル1kg
400~600
平方メートル
レディゾルクリーン
(専用除去剤)
10リットル
/1缶
水5リットル+
レディゾルクリーン1リットル