アリスタ ルーター
海藻抽出物入り肥料  -バイオスティミュラント-  
ルーター
ルーター製品写真
根の成長と根の活動を最大化!
保証成分量(%): 水溶性りん酸 11.9
加里全量
4.0
内水溶性加里
4.0
包装: 1Lボトル×10本
  安全データシート(SDS)はこちら



[ルーターとは]
海藻抽出物入り肥料「ルーター」は天然オリゴ糖、りん酸、カリウムを含むバイオスティミュラントです。栄養吸収に関わる各種酵素を活性化し、植物が本来持っている能力を呼び起こします。ストレスの多い環境下でも高品質、増収へと導きます。

[特 長]
海藻由来の有効成分である天然のオリゴ糖の効果で、肥料吸収と肥料の利用効率がアップします。
大きく粒ぞろいの良い収穫物を提供します。秀品率がアップし、廃棄ロスの軽減に寄与します。
育苗期に使用することにより、移植時のストレスに強くなります。
光合成を活発にして、より早いサイクルでの収穫が期待できます。
 

[ルーターの紹介動画です] ※動画には音声が入っています

 

[ルーターの作用]
植物が吸収する栄養素は、植物の体内で代謝されさまざまな物質やエネルギーに変化していきます。植物を栽培するうえで栄養素(肥料)を絶やさないことはとても重要なことですが、高品質な収穫物を得るためには、栄養素の代謝や利用効率を高めることにも着目する必要があります。



[ルーターの施用による活性化部位]
硝酸還元酵素の働きを活性化し、アミノ酸やタンパク質の合成を促します。
土壌中の有機態リン酸を加水分解し、植物が利用可能な状態にします。
土壌中の3価鉄を還元して利用可能な状態にすると同時に鉄分子の取り入れ口であるIRT(2価鉄トランスポータ)を活性化します。
これにより、生命活動の礎(いしずえ)である各種酵素の合成を促し、エネルギーの運び屋と呼ばれるADPやATPの合成を盛んにします。最終的に光合成を活発にし、糖や炭水化物(バイオマス)の増大に寄与します。
   
ルーターの施用による活性化部位

[ルーターの使用時期]
ルーターは育苗期や作物の初期成育時期に施用することで、より良い効果が得られます。


[使用方法]
対象
作物
作物の
ステージ
施用
方法
希釈倍数
または
本品使用量
水量 使用
時期
使用
回数
野菜類
セル成型育苗トレイ
または
ペーパーポット
(約30×60cm)
散布または
株元灌注
500倍
500ml/トレイ
発芽後~定植前
1~2回
地床育苗
500~1000倍
100~
300L/10a
土耕栽培
定植後10日~2週間間隔で繰り返し処理
2~4回
灌水時同時処理
(所定量を灌水タンクに投入もしくは液肥混入機で注入)
本品200~
300ml/10a
通常の
灌水量
 
[使用例]
育苗期 生育初期
30㎝×60㎝
トレイあたり
  本剤 0.5~1ml
  水量 500ml
10aあたり
  本剤 100~600ml
  水量 100~300L



[ルーターの使用事例1]
● ホウレンソウ
 
試験機関:
フィールドバイオリサーチ株式会社
 
試験場所:
茨城県牛久市(露地栽培)
品種:
ミストラル
播種日:
2017年8月30日
散布時期:
第1回 発芽時、第2回 4-5葉期、第3回 8-10葉期
 
供試剤 希釈倍数 処理回数 葉数 草丈 地上部重量
ルーター処理区
500倍
3回
27.9枚
39.3cm
2225g
無処理区
26.6枚
35.7cm
1560g
 ※葉数、草丈は平均値(N=5)、地上部重量は24株の合計値
 
ルーターの使用事例1 ルーター処理区 
ルーターの使用事例1 無処理区
ルーター処理区
無処理区
 
ルーターの使用事例1
  ※ルーター処理区の地上部重量が143%に増加し、収穫物の98%がLサイズ以上でした。
     

[ルーターの使用事例2]
● コマツナ
 
試験機関:
フィールドバイオリサーチ株式会社
 
試験場所:
茨城県牛久市(露地栽培)
品種:
春のセンバツ
播種日:
2017年5月1日
散布時期:
第1回 発芽時、第2回 4-6葉期、第3回 8-10葉期
 
供試剤 希釈倍数 処理回数 葉数 草丈 地上部重量
ルーター処理区
500倍
3回
18.1枚
27.9cm
1865g
無処理区
16.5枚
26.8cm
1690g
  ※葉数、草丈は平均値(N=5)、地上部重量は24株の合計値
 
ルーターの使用事例2
  ※天候不順により、全体的に小型でありましたが、ルーター処理は無処理区と比べM~Lサイズが多めの構成となり、地上部重量が110%に増加しました。
     
 
[海藻抽出成分 GA142とは]
褐藻綱ヒバマタ目に属する海藻‘Ascophyllum nodsum‘から抽出される成分です。
干満の差の大きい地域(1日の半分が水没、半分が干上がっている)の厳しい環境に生息する海藻は、極端な環境に抵抗するメカニズムを獲得しています。
CNRS(フランス中央化学研究所)はその抽出成分に存在する有効成分をオリゴ糖(oligosaccharines)であることを確認しています。GA142は、機能性の高い成分を選りすぐり抽出・濃縮を行った活性成分です。

 
[ルーター Q&A]
ルーターと一般の肥料は何が違うのですか?
例えると、肥料は植物の食事、ルーターは食事の運搬係です。いくら土壌中に肥料成分が豊富にあっても栄養成分の移動性が悪いと栄養欠乏症になり、生育が悪くなります。栄養成分の運搬機能が増せば、土壌中の栄養成分を効率的に利用することができます。
今までの海藻資材と同じですか?
活性成分GA142は海藻成分の有用成分を濃縮しています。不活性成分を除去しているので、従来の海藻資材で問題となる水質によるゲル化や沈殿の問題を解決しています。散布器具の目詰まりがおきない工夫が施されています。
いつ使用するのが効果的ですか?
育苗期や定植後の生育初期にお使いください。移植時のストレスを取り除き、その後の生育に良い影響を与えます。
殺虫剤や殺菌剤と混合して使用しても大丈夫ですか?
全世界で多くの農薬と混合使用されている実績があります。強アルカリ製品との混合はお控えください。


[安全使用上の注意]
ラベルをよく読んでください。
記載以外には使用しないでください。
小児の手の届くところには置かないでください。
使用量に合わせ散布液を調製し、使いきってください。
開封後はなるべく早く使いきってください。
高温時には、日中の散布はさけてください。
飲まないでください。
眼に入った場合は、直ちに水洗してください。
皮ふに付着した場合は、石鹸でよく洗い落としてください。
保管・・・密栓し、火気や直射日光をさけ、食品と区別して、冷暗所に保管してください。
 
 
肥料登録番号 輸第104262号