製剤
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スパイカルEX
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スパイカルプラス
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放飼方法
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【 散布(葉上放飼)】
カブリダニが付着したふすまをボトルから振りかける。
果樹では容器(ティッシュ、紙コップ、コーヒーフィルター等)が必要。また葉が小さい作物や葉の細い作物では、ふすまが葉の上に乗るよう振りかけ時に注意。 |
【茎や枝等にパックを吊り下げる】
パックから放出された天敵が作物上に広がり、ふすまは付着しない。
作物や葉の形状にかかわらず簡易で、放出されたカブリダニ自身が作物上で広がるため、放飼したカブリダニがふすまごと株元に落ちてしまうというロスはない。 |
実際の作業
(野菜類)
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1) ボトルを横向きに静置し、ゆっくり回転させる(カブリダニを均一にする)。
2) 減り具合を確認できるよう、ボトル側面に目盛を書き込む。
3) キャップの放飼窓を開ける。
4) 振り出し量、回数を加減しつつ放飼。 |
1) パック同士がつながっていることがあるので、ミシン目にそって丁寧に分離する。
2) 面積と株数から計算した通りに何株かごとにパックを吊り下げる。 |
放飼直後の
作物上の
カブリダニ数
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放飼時に作物から落ちたカブリダニをゼロとすれば、放飼量(2000~6000頭/10a)と同量。 |
ほぼゼロで、数週間かけて徐放的に放出される。 |
放飼後の
密度維持
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作物上の害虫、花粉等で増加する。 |
当初はパック内の餌を利用して増殖し、作物上に放出された後は左に同じ。 |
カブリダニの
分散性
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葉上放飼地点から徐々に分散。 |
パック吊り下げ場所から徐々に分散。 |
餌不足、感想、
薬剤散布の影響
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全てのカブリダニは作物上にいて、直接影響をうける。(放飼後数日は、薬剤散布をさける) |
放出後のカブリダニは左に同じ。
だがパック内に残っているカブリダニは影響を受けにくく、その後も放出される。 |
基本特性
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作物上に直接放飼されるため速効的。
また害虫の発生量に応じて放飼するカブリダニ量を調整することができるため、害虫の発生直後の放飼に適している。 |
徐放性であるため放飼直後は遅効的となるか、または害虫密度の増加状況によっては防除効果が期待できない。
予想される害虫発生時期の前に、予防的に放飼(吊り下げ)することが望ましい。 |