ハマキ天敵
微生物殺虫剤
ハマキ天敵
(チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルス水和剤)
   
有効成分:
チャハマキ顆粒病ウイルス(MAFF632002)包埋体 1×10個/ml
リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルス(MAFF632001)包埋体 1×10個/ml
性状:
淡褐色水和性粘稠懸濁液体
有効期限: 3年 冷凍
包装: 200mlポリエチレン瓶
  「有機JAS」適合証明書はこちら
ハマキ天敵
チャハマキ幼虫
コカクモンハマキ幼虫
罹病した
チャハマキ幼虫
罹病した
コカクモンハマキ幼虫
ハマキ天敵
(終齢幼虫で蛹化できず、乳白色化して死亡)
 



[特 長]

微生物殺虫剤であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・特別栽培農産物でも使用可能です。
ハマキ類にのみ感染するウイルス製剤です。
人畜や天敵昆虫に対して無害です。
散布された茶葉をハマキ類が摂食して感染します。
卵および若齢幼虫がよく感染します。(老齢幼虫は感染しにくい)
成虫の発生情報をもとに卵〜若齢幼虫の発生時期を予測して散布すると効果が高まります。
感染した幼虫の体内で、ウイルスが増殖すると体色が白化し、蛹になる前に死亡します。
死亡した幼虫から流れ出たウイルスが茶葉に付着し、次世代の感染源となります。
秋期散布により、翌年のハマキムシの密度を下げることが実証されています。
「ハマキ天敵」はボルドー液などのアルカリ性の強い殺菌剤を除いて、ほとんどの殺ダニ剤、殺虫剤、 殺菌剤と混用することができます。


[適用害虫と使用方法]
作物名 適用
病害虫名
希釈
倍数
(倍)
使用
時期
本剤の
使用
回数
使用
方法
チャハマキ
顆粒病
ウイルス
を含む
農薬の
総使用回数
リンゴコカク
モンハマキ
顆粒病
ウイルス
を含む
農薬の
総使用回数
りんご リンゴコカク
モンハマキ
1000 発生初期 散布
チャノコカク
モンハマキ
1000

2000
発生初期
但し、
摘採前日
まで
チャハマキ 1000

3000

[上手な使い方]

1.「ハマキ天敵」とは
*特定のハマキムシだけに感染する顆粒病ウイルスです。
*選択性が高くチャハマキ顆粒病ウイルスはチャハマキだけに、リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスはコカクモンハマキだけに感染します。このため人畜、魚介類、甲殻類に対して無害で、蚕、蜂、天敵昆虫などにも影響がありません。実際に試験し安全性を確認しています。
*若齢期のハマキ幼虫が「ハマキ天敵」を散布された茶葉を摂食すると、終齢期に高い頻度で感染・発病します。発病した幼虫は蛹になれず、やがて死に至ります。発病した幼虫の体内がGV(ハマキ顆粒病ウイルス)で充満されると体色が灰白色〜黄白色になります。死亡したハマキ幼虫の虫体から出たGVが茶葉に付着し、次世代のハマキ幼虫に対するGVの感染源となります。
*ウイルスは紫外線により散布後7日程度で活性を失います。
*ハマキムシ密度の低下や、世代が進むことによる罹病虫率の低下で、翌年のウイルスの残存は少なく毎年1回の散布が必要です。第二世代以降は年2回の散布を推奨します。
*防除効果は直接的には罹病虫の成虫化を妨げることによる当世代の成虫密度の低下、間接的には、産卵数の減少による次世代以降の密度低下となって現れます。
以上のことから、地域ぐるみの一斉散布が効果的です。

2.散布時期は?
*第一世代…発蛾最盛日から17日目(プラス5日マイナス1日)
*第二、第三世代…発蛾最盛日から10日目(プラス5日マイナス1日)
*卵および2齢幼虫までが感染します。
*老齢幼虫の発生時期に散布しても効果は得られません。

3.散布方法は?
*第一世代は発生時期が揃うので散布しやすいのですが、第二世代、第三世代での散布も効果があります。
*フェロモンと同時処理が可能です。フェロモンは少発生、「ハマキ天敵」は中発生、殺虫剤は多発生のときに利用することも可能です。「ハマキ天敵」および天敵昆虫に影響のある薬剤は極力さけてください。発生量が多いときは、ハマキムシに効果のある殺虫剤を使って次世代に「ハマキ天敵」を散布します。

4.農薬との混用
*ボルドー液などのアルカリ性の強い殺菌剤を除き、ほとんどの薬剤と混用可能です。

 

[使用上の注意事項]

本剤は入手後冷凍庫に保存し、使用前に解凍すること。開封後は早めに使いきること。
本剤の散布液は、調製液をそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布すること。
本剤の使用に当たっては、展着剤を加用してもよいが、石灰硫黄合剤・ボルドー液等のアルカリ性の強い薬剤と混用すると効果が十分に発揮されないので、これらの薬剤との混用はさけること。
本剤の効果を十分に発揮させるためには、紫外線による分解の少ない曇天か夕方に散布することが望ましい。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。


[安全使用上の注意事項]

散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。
夏期高温時の使用はさけること。
   
保管…食品と区別して、冷凍庫に密栓して保管すること。
農林水産省登録 第21041号